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後藤健二さんの死が安倍くんに利用されている

2015/02/5 日々閑々

後藤さんの死が安倍くんに利用されています。


後藤さんが11月から拘束されていることを把握していながら何ら考慮せず、エジプトでの「2億ドル」演説を行ったのはあきらかですし、溯れば、8月から分かっている湯川さんの拘束など歯牙にもかけていません。

後藤さんの映像が公開されるまで、外務省は現地の人員を増員していないと明らかにしていますし、多分何もしていないでしょう。それに、今になって後藤さんには渡航自粛要請を3回出したと言い出しています。

それならそれで最後まで無視を貫けば清いとも言えますが、いざ後藤さんへの支援の輪が広がると、慌てふためいたように「言語道断」を連発し最善を尽くしているといい格好をし始めます。騒がれなければ何もしなかったでしょう。湯川さんとの対応の差は一体どうしたことでしょう。

そして後藤さんが殺害されたと分かると「罪を償わせる」などと報復宣言をし、挙げ句の果てに「自衛隊による邦人救出」の法制化などと言い出しています。

これはまるで、自ら問題を起こしておいて自衛隊の海外派兵を実現しようとするようなものです。自衛隊の海外派兵がどうのこうの議論の前にやることはあるでしょう。そもそも今の安倍くん周辺はバランスが悪すぎます。

エジプトでのあの突出した演説と現在の中東における日本の外交力はバランスが取れていますか? 取れていないでしょう。ヨルダンの現地対策本部で中山泰秀外務副大臣が幾度か会見をしていましたが、あれは多分ヨルダン頼みで何の情報もつかんでいないでしょう。

自衛隊の海外派兵云々にしても、姑息な方法ではなく真正面から議論すべきです。仮になし崩し的に自衛隊を海外へ出せば今回の人質事件とは比べものにならないような問題が発生することは間違いありません。

こうした国のトップの「前のめり」状態を、日本という国は初めて経験するわけではありません。つい70年ほど前にも経験したことです。


もうひとつ、やはりと言うべきか、特定秘密保護法が自分たちの都合の悪いことを秘密するために利用されているようです。

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