安倍政権の支持率が下らないワケ=中国や韓国に対する日本人の優越感を利用しろ!

共同通信社の世論調査(11/28,29)によりますと、安倍政権の支持率が48.3%で上がっています。

新聞:臨時国会開かず不満56% 「日本でテロ起きる」8割 共同世論調査:政治東京(TOKYO Web)

あの安保法制を憲法違反だと言われながら強行採決し、沖縄ではまるで独裁国家のごとく強権を発動して埋め立てを強行しているにもかかわらず、景気にしても、四半期GDPがマイナスだったり企業の設備投資も伸びていないなどとても良いとはいえないにも関わらずです。

リンクはいずれ切れるでしょうから画像です。

まあ世論調査自体、固定電話対象であるとか、昼間家にいる人対象であるとか、機械音声の質問にも耐えて答えられる人であるとか、信憑性自体に問題がありますが、かと言って、こうやってあたかも国民の約半数が支持しているかのように報道されますと、多数派に流れやすいという日本人の特性上やっぱり無視はできないですね。

なぜこんなに高いのでしょう?

多分これですよね。南シナ海への自衛隊派遣に賛成が52.7%です! 南シナ海って、日本が太平洋戦争で占領し、敗戦後のサンフランシスコ条約によって放棄した領域ですよ。

日本人皆、戦争がしたいと思っているわけではないにしても、中国や韓国に負けたくないんですよ。それを安倍くんがうまく刺激して、というよりも本人自体そう思っているんでしょうが、これが日本人のアイデンティティなんでしょうか…。

アメリカの極東支配の方針に、中国や韓国に対する日本人の優越感を利用しろという考え方があるといいますが、そのまんまです。

「国益」などという言葉が踊っているのも、なんだか戦前ってこんな感じだったんだろうなあと思う今日このごろですね。