真珠湾と靖国=「和解の力」の翌日に喧嘩を売る人たち

稲田朋美防衛相、靖国神社に参拝 就任後初めて 安倍首相は「ノーコメント」

「和解の力」をうたった翌日に、いきなり「喧嘩を売る」ってか!?

こんなあからさまな人たちも珍しいといえば珍しいですね。アメリカには擦り寄りながら、相変わらず、中国、韓国には見下すような上から目線の強気な態度です。

戦前の「天皇」が、戦後「アメリカ」に変わっただけの日本というのはこのことですね。

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どんなに「和解の力」が生んだ「明日を拓く希望の同盟」と賛美したところで、日米安保条約って軍事同盟ですよ。敵対する国とは一緒に戦う(まだ完全ではないけど)という約束であり、安倍晋三自身「血の同盟」だと言っているわけです。

世界にはいろんな考えがあります。アメリカが正義であるわけではありません。実際、今世界で起きている多くの問題はアメリカ(だけではありませんが)起源です。アフガニスタン、イラク、シリア、結局アメリカが始めた戦争が起源です。

そのアメリカとの軍事同盟が世界に平和をもたらすわけはありません。安倍首相の演説が言っていることは、みんなこっちの仲間になれよ、仲間に入れば「和解」、入らなければ「つぶすぞ」ということです。

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