山尾志桜里、やっぱりダメか…

国民民主党が分裂するらしいです。 

理念が…政策が…と言ったところで、要は「希望の党」結党時に排除する側に回った集団が今や少数派になり排除された側の軍門に降りたくないということだと思います。

そのひとり山尾志桜里さん、立憲民主党を飛び出してまた戻ることもできないのでしょうが、こんなことを言っています。

「政策提案型」って、一体誰に何を提案しようっていうんでしょう。

提案しようって相手は、憲法は守らない、嘘はつく、公文書は廃棄する、税金を私的流用する安倍=自民党政権ですよ。

山尾さんは憲法論議も積極的に行おうとしているようですが、憲法を守ろうとしない相手と憲法をどうするこうすると議論することは改悪に加担することです。

それに政策提案って、シンクタンクじゃあるまいし、政党であれば自らの理念を実現するために多数の支持を得る努力をすればいいのであって、得られなければいっときは潔くあきらめ次を期せばいいでしょう。

政策提案なんて連立政権を組む政党のやることです。

もう3年前になりますが、山尾志桜里さんについては、民進党を離党し逆風の中無所属で衆議院選に臨み当選した後に、離党の直接的なきっかけとなった倉持麟太郎氏を政策顧問した時のインタビュー記事を読みカッコいいなあとこんな記事を書いたんですがダメな方へ行っちゃっています。

政策提案を言い出す政治家というのは理念がない人が多いですね。最近では細野剛志氏とか長島昭久氏とか、結局自民党に行っちゃっていますのでいずれ山尾氏も自民党入りでしょうか。

いや、玉木新党が維新と合併ということもありそうです。

山尾さん、立憲入党時は憲法観や安全保障観など政策全般では方向性は一致していると言っていたんですけどね。

まあ、理念と政策を同列で言い出すと危ないということでしょう。

立憲的改憲 (ちくま新書)

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  • 作者:志桜里, 山尾
  • 発売日: 2018/08/06
  • メディア: 新書