記事一覧

秋のこうた 筆柿の里を訪ねて

2023.09.30

とことこ, さわやかウォーキング

秋のさわやかウォーキングが9月から始まっていますが、近場のコースがなく、9月最後の30日が秋シーズン初となりました。それにしても暑い!30度超え、それに結構蒸し暑いです。画像は枚数が多いですのでかなり画質を落としています。クリックしますとオリジナル画像を表示しますが、かなり容量がありますのでご注意ください。幸田駅〜須美公民館(コウタの凧)...

遠野遥著『浮遊』感想・レビュー・書評・ネタバレ

2023.09.01

芥川賞受賞作の『破局』を読んで「今どきの才能」を感じると書いた遠野遥さんの芥川賞受賞後二作目『浮遊』です。実在感がないという意味では浮遊しているが…この小説も「気持ち悪い」ですね。気持ち悪いというのは、『破局』を読みながら感じたことで、その書評には主人公である「私」の人物造形が気持ち悪いのです。「私」という人物には、実体感と言いますか生命感が感...

東山動植物園ナイトZOOナイトズーに行ってきました

2023.08.20

とことこ, お出掛け散歩

過去記事を調べましたら2019年の8月に「東山動植物園ナイトZOO 2019 ナイトズー」に行っていますので、4年ぶりということになります。ということは、新型コロナウイルスのせいで3年間は実施されなかったということかと思います。東山動植物園画像は枚数が多いですのでかなり画質を落としています。クリックしますとオリジナル画像を表示しますが、かなり容量がありますの...

遠野遥著『破局』感想・レビュー・書評・ネタバレ

2023.08.04

2020年上半期芥川賞受賞作です。面白いですし、新しさ、言い換えれば今どきの才能ともいえるものを感じます。気持ち悪い…読み終えた直後の読後感は「気持ち悪い」です。内容じゃありません。主人公である「私」の人物造形が気持ち悪いのです。「私」という人物には、実体感と言いますか生命感が感じられません。「私」は鍛えられた肉体を持ち、正しくあらねばならないと考えて行...

ツルマ ガーデン TSURUMA GARDEN

2023.07.17

とことこ, お出掛け散歩

おそらく名古屋は梅雨明けでしょう。2023年7月17日海の日の祭日です。37,8度予想の酷暑日、鶴舞公園に新しい施設がオープンしたらしいということで行ってきました。ツルマ ガーデン TSURUMA GARDEN鶴舞公演の全体像がこちら。新しい施設の「ツルマガーデン」の場所はこちら。ツルマガーデン TSURUMA GARDEN...

河林満著『渇水』感想・レビュー・書評・ネタバレ

2023.07.07

映画「渇水」を見て Amazon でポチっとしたその原作小説です。原作は映画向きじゃないびっくりするくらい短い小説です。原稿用紙100枚くらいじゃないでしょうか。他に「海辺のひかり」と「千年の通夜」の二編が収録されています。映画はその短さにいろんなものを創作して膨らませてあります。いや、膨らませているわけではなく、原作にないエピソードを加えて違うものにし...

佐藤厚志著『荒れ地の家族』感想・レビュー・書評・ネタバレ

2023.06.27

2022年下半期芥川賞受賞作です。単行本化第二作目での受賞です。前作の『象の皮膚』はアトピー性皮膚炎に苦しむ女性の話で、語り口が軽妙で面白い作品だったのですが、この『荒れ地の家族』は打って変わってかなり思っ苦しい作品です。震災から10年あまり、いいことはひとつもない東日本大震災から10年あまり、宮城県亘理町で暮らす40歳の植木職人、坂井祐治の思いが描かれていく話...

勝川で戦の勝利確信!?〜家康公が訪れた勝川を知ろう〜

2023.06.17

とことこ, さわやかウォーキング

先週に引き続き2週連続のさわやかウォーキング勝川駅です。名古屋から中央線で20分です。それにしても今日は暑いです。予想気温30度超えです。画像は枚数が多いですのでかなり画質を落としています。クリックしますとオリジナル画像を表示しますが、かなり容量がありますのでご注意ください。勝川駅〜太清寺勝川駅南口から駅前のロータリーです。どちらかと...

新緑の恵那峡満喫ウォーキング

2023.06.10

とことこ, さわやかウォーキング

さわやかウォーキング、中央線恵那駅です。恵那駅から恵那峡往復みたいなコースで、約9.3kmです。梅雨ですので、天気とコースと都合がなかなか合わず久しぶりのウォーキングです。今日はなんとか持ちそうですが、明日の日曜日も雨模様です。画像は枚数が多いですのでかなり画質を落としています。クリックしますとオリジナル画像を表示しますが、かなり容量がありますの...

2023年徳川園山車揃え

2023.06.04

とことこ, お出掛け散歩

新型コロナウイルスも去り(去っていません…)、4年ぶりに筒井町、出来町天王祭が開催されています。毎年6月の第1土曜日、日曜日ですので今年は6月3日(土)、4日(日)です。徳川園山車揃え4年ぶりということもあり、天王祭のことをすっかり忘れており、例年金曜日に行われる前夜祭か土曜日の夜に筒井町あたりに出かけるのですが、映画を見に行ってしまいました。https:...

メバルが安かったのでアクアパッツァを作ってみた

2023.05.27

料理

メバルが安かったので久しぶりにアクアパッツァを作ってみました。材料メバルの旬は1月から3月みたいです。ちょっと時期が外れていますが、2尾で380円でした。買った状態のものを撮っておけばよかったです。白身魚1尾(小ぶりでしたので2尾入れました)アサリ適当(1パック入れました)ミニトマト適当(8個入れました)パプリカ、新玉ねぎ等好...

宮下奈都著『静かな雨』感想・レビュー・書評・ネタバレ

2023.05.14

映画を見てその原作を読んでみようと思うことは多々あるのですが、ついつい忘れてしまうことも多く、この『静かな雨』もそのひとつで、図書館で目にし、ああそうだったと借りた本です。映画は原作とまるで違う…映画を見たのは2年ちょっと前です。すでに細かいところは忘れていますが、それでもかなり印象に残った映画ですので、原作を読んで驚きました。https://movi...

十万石の城下町大垣で和菓子三昧なんていかが?

2023.04.30

とことこ, さわやかウォーキング

2月以来のさわやかウォーキングです。しばらく週末に出かけることができなかったのですが、それも終わりましたので久しぶりのウォーキングです。大垣です。約6.8km、短いですね。画像は枚数が多いですのでかなり画質を落としています。クリックしますとオリジナル画像を表示しますが、かなり容量がありますのでご注意ください。大垣駅〜大垣城東口大手門跡...

高瀬隼子著『水たまりで息をする』感想・レビュー・書評・ネタバレ

2023.04.26

『おいしいごはんが食べられますように』で昨年2022年上半期の芥川賞を受賞した高瀬隼子さんの一作前の小説です。この作品も芥川賞の候補になっており、むしろこれで受賞すべきだったのはないかと思うくらい面白いです。夫婦間サスペンス…?ある日夫が風呂に入らなくなり、それが1週間続き、ひと月続き、そしてまったく入らなくなるという、その夫を妻の側から描いている小説です。...

トマト煮込みが30分で簡単に出来た!

2023.04.16

料理

煮込み料理は赤ワイン煮込みとか煮込みハンバーグとか結構手間ひまがかかるものを作っていたのですが、トマト缶で煮込むだけというのをやってみましたら意外にも美味しかったです。なお、これを思い立ったわけは残っていた玉ねぎ半分を使い切るためです。材料鶏もも肉1枚玉ねぎ1/2個しめじ1株トマト缶400gコンソメ小さじ1...

ディーリア・オーエンズ著『ザリガニの鳴くところ』感想・レビュー・書評・ネタバレ

2023.04.08

昨年2022年の11月、この小説が原作の映画を見て興味を持ち、翻訳ものは好んで読むことはないのですが頑張りました。500ページの厚さ3cmもあるかという本です。映画は原作にかなり忠実驚くくらい映画は原作に忠実に作られていました。日本の脚本家なんて原作のテーマや人物像を自分の思うように勝手に変えてしまうんですが(笑)、映画「ザリガニの鳴くところ」の脚本ルー...

2023年鶴舞公園の夜桜

2023.03.29

とことこ, お出掛け散歩

今年に入ってからは土日にウォーキングなどに出かけることができなくなり、残念ながら昼間の花見も行けずに終わりそうです。ということで鶴舞公園の夜桜を見ていきました。鶴舞公園18時6時少し前に到着、満開です。今日は風もなく絶好の夜桜見物日和です。新型コロナウイルス前は桜の下に入れたのですが、今年は柵がしてあり入れません。ですので芝生の方に人...

佐藤厚志著『象の皮膚』感想・レビュー・書評・ネタバレ

2023.03.20

2022年下半期の芥川賞は井戸川射子さんの『この世の喜びよ』と佐藤厚志さんの『荒地の家族』でした。その佐藤厚志さんの単行本化第一作の『象の皮膚」です。面白かったです。井戸川射子著『この世の喜びよ』その前に、芥川賞受賞作の井戸川射子さんの『この世の喜び」ですが、実は、読み始めてはみたものの挫折です。二度の挑戦に二度とも数ページあたりから先に進めません。どう...

佐藤泰志著『夜、鳥たちが啼く』感想・レビュー・書評・ネタバレ

2023.03.08

映画,

昨年の暮に映画「夜、鳥たちが啼く」を見て、佐藤泰志さんの著作は全て読んだと思っていたのにこのタイトルには記憶がよみがえらず、それでも映画のレビューに「佐藤泰志さんはこんな男女は書きません!」と断言した手前、収録されている『大きなハードルと小さなハードル』を借りて再度読んでみました。佐藤泰志関連記事佐藤泰志さんは映画のような男女を書いていません!何度で...

川上未映子著『すべて真夜中の恋人たち』感想・レビュー・書評・ネタバレ

2023.02.23

川上未映子さんの『すべて真夜中の恋人たち』が全米批評家協会賞の最終候補に選ばれたとのニュースを目にし、早速読んでみました。川上さんの著作は『へヴン』と『乳と卵』を読んでいますが、もう6年前です。その後は木崎みつ子さんの『コンジュジ』が2020年のすばる文学賞を受賞したときに、川上さんが選者でありながらハイテンションで大絶賛していることにびっくりしたくらいです。...