【長崎原爆の日】に思う、未来志向の日本とは?

日曜日ということもあるのでしょうか、70年前、長崎に原爆が投下された今日、テレビでは特集番組がたくさん組まれています。

やはり視覚化されるということは人間の理解に対して大きな力を持っています。投下直後に撮影された広島や長崎の映像を見て戦争を賛美する人はいないでしょう、ましてや核爆弾を正当化出来る人などいないでしょう。

マクシミリアン・ボーデさんというアーティストのインフォグラフィック(データを可視化したもの)が紹介されていました。このインフォグラフィックを立ち上げて実際にスクロールしてみてください。いやになってきます。

これは、原子爆弾単体の比較ですが、次のサイトは、現在地球上に存在する核爆弾の数を視覚化したものです。

70 years ago, on August 6th and 9th the US military dropped nuclear bombs on Hiroshima and Nagasaki.

225,000 people died.

Today’s nuclear weapons could kill over 500,000 people each.

That’s 15,695 nuclear weapons. Enough to kill every single person on the planet.

メッセージは、

70年前、アメリカは広島と長崎に原子爆弾を落とした。225,000人が亡くなった。現在の原子爆弾は一発で500,000人の人々を殺戮する威力がある。そして、それは15,695発存在している。地球上の人間をひとり残らず消し去るには充分である。

と言っています。

こうした視覚化された「核」の現実を見てもなお、「未来志向」の考えとはアメリカの傘の下で集団的自衛権を行使することだと言えるのでしょうか?

核廃絶への先陣を切り、そのリーダーとなることこそ本当の未来志向と言えるのではないでしょうか。

もちろん、そのためには、まずはアメリカの傘の下から出る決断が必要です。