安保法制強行採決=そもそも日本の政治家や官僚はアメリカの方を向いていれば自分たちが安泰だと思っている

特別委員会で強行採決したようです。

こうなってきますともう方法はないですね。

議論する気は元々なし、理解されようという気はさらさらなし、圧倒的多数を持っているゆえに聞く耳など持ち合わせなし、これだけ話を聞いてやったのだから強引ではないだろうと、若干の混乱も野党の印象を悪くするための演出とも言えるくらいです。

民主主義である以上、多数である本会議でも可決され成立します。

で、今後どうすべきなんでしょう?

民主党は野党だから反対はしていますが、逆の立場になれば、わざわざ自らこんな法案は出さないにしても、アメリカから恫喝されたら同じようなことをするでしょう。

日米安保条約を破棄(改定含む)し、真の独立を果たし、多国間協定を基本とした外交で、唯一の被爆国として新しい国際貢献の道を展望する、理想論ではない実現可能な政策を持った勢力が生まれなければ、ますます日米軍事同盟の泥沼にはまっていくだけです。

アメリカは日本を守るために日本に駐留しているのではありません。日米安保条約第六条にはっきりと書かれています。

第六条 日本国の安全に寄与し、並びに極東における国際の平和及び安全の維持に寄与するため、アメリ力合衆国は、その陸軍、空軍及び海軍が日本国において施設及び区域を使用することを許される。

実際、日本は、ベトナム戦争以来、湾岸戦争、アフガン戦争、イラク戦争と、アメリカの戦争に加担しているのです。

とにかく、アメリカがどうこう以前に、自分のことは自分で決めることができるようになろうということです。