トイレの水が止まらない!を修理する

しばらく前からたまにトイレの水がチョロチョロと流れて止まらないことがあり、夜眠る時には必ず確認するようにしていたのですが、なんと!先日の朝、トイレに入ったら便器にジャージャーと流れっぱなしになっているではありませんか?!

瞬時に羽が生えた諭吉さんが頭に浮かび、慌ててレバーを回して新たに水を流し止めたわけです。

が、後から思ったのは、本当は止水栓(元栓)を止めて流れっぱなしになった原因を確かめるべきでした。まったく水がたまらないくらいの勢いでしたので、多分穴を塞ぐ弁がなにかに引かかっていたんだろうとは思います。

ということで、とりあえずTOTOのメンテナンス(0120-101005)に電話をしたところ、折り返し担当者から電話があり、出張費6,000円(6,300円だったかも?)と部品代+技術料ということでした。実際いくら位になるかと聞いても当然ながら見てみなきゃわからないわけで、ただ来てもらうだけでも出張費はかかるわけですので、とりあえず考えて折り返すことにしました。

ということで自分で修理することにし、その顛末です。

トイレタンクの構造

水ものの構造って意外と単純で概ね上から下に流れるという自然の法則に従う構造になっています。トイレの場合もタンクに水をためてハンドルを回すと穴の蓋が上がってタンクから便器に水が流れるというのが一般的だと思います。ですので、水が止まらない原因は便器への穴の部分か、水を供給する側の止める部分の不良かどちらかだと思います。

TOTOのサポートにトイレの仕組みを説明したページがあります。

水を供給する部分のパーツは「ボールタップのバルブ」、穴を塞ぐパーツは「フロートバルブ」ということになります。

部品の注文

部品の注文はパーツセンター(0120-828255)へ電話をするかウェブから注文できます。

ところが、パーツの品番がわかりません。

トイレタンクの型番は SS280BBAL とあります。

この品番を

から検索しても出てきません。仕方ありませんのでパーツセンターに電話しました。とても親切に教えていただき、パーツは、

  • ボールタップのバルブ THY584-1
  • 排水弁パッキン THK33

とわかりウェブから注文しました。下の排水弁パッキンはフロートバルブのパッキンだけ交換できるということを教えていただき注文しました。

料金は、あわせて1,111円+送料550円で1,661円でした。

ボールタップのバルブの交換

パーツが届きましたので交換です。こちらに説明があります。

  1. 止水栓を閉め、水を排出します
    水垢がついていますが、日々掃除するところでもありませんのでこんなもんでしょう。
  2. ボールタップを外します

    蝶ネジは最初プライヤーで少し回せば後は手で回せます。

    はずれました。この型のバルブは金具からは外れません。ピンクのリングを回しますと交換パーツがはずれます。

  3. パーツを交換する

    これが THY584-1 のバルブです。

    確かに同じパーツです。

    取り付けました。
    なお、これは後から気づくことですが、バルブをどれだけねじ込むかは水量の調整になっており、調整が終了したらピンクのリングを下にパチンと下ろして固定するという方式になっています。

フロートバルブの排水弁パッキンの交換

こちらに説明があります。

  1. 続いて排水弁パッキンの交換です

    交換パーツはこの2枚のパッキンです。

    まず2本の鎖を外してフロートバルブを外します。大小2つに分かれており、説明には小(内側)を外してから大を外すとありますが、そんなに簡単にはいきません。こういうことが経験ということなんでしょう。

  2. フロートバルブは外れたが…

    外れました! が…

    大(外側)の方が割れています!

    正直、ちょっと青ざめました。トイレが使えなくなる?!
    なんとかならないかと接着剤でくっつけたもののダメです。そりゃパチンとはめる時にかなりの力が加わりますのでどうしたって無理でしょう。

    諦めました(涙)。

  3. かろうじて小だけ使えるようにする

    いろいろ悩んだすえ、大の方は動かないように置いておき、小だけレバーに鎖を繋げばいいんじゃないかと思いいたりやってみました。

    こういうことですね。

成功です! なんとか小だけ使えるようになりました!

フロートバルブを注文

ということで再度ウェブショップからフロートバルブを注文しました。

ただこれも品番がわかりませんのでパーツセンターへ電話をし事情を説明して注文しました。

ということで続編はフロートバルブが到着してからです。

それにしても、小のほうが割れていたらどうなっていたのでしょう。小を大の上に乗っけて置き大だけ鎖を繋げば大丈夫かもしれません。

フロートバルブが下りてからも水が流れるわけ

レバーを回しますとフロートバルブが上に上がり水が流れて、バルブが下りれば蓋は締まります。蓋はすぐに締まりますので便器への水はすぐに止まるはず、と思って、なぜその後もしばらく流れてるのだろうと不思議だったんですが、おそらく水圧ですね。バルブがパタンと下りたときには密着もゆるくしばらくは水が少しづつ流れていますが、適度に水が貯まればその圧力で完全に止まるということじゃないかと思います。

以上、フロートバルブの到着待ちです。

部品が到着しました。続きは下記記事へ。