名古屋市最高峰の東谷山(198m)に登る

東谷山は、名古屋市の東の端、瀬戸市との境界にある198mの山です。それでも濃尾平野内のことですので名古屋市最高峰です。

数年前に一度登っていますが、今回は別ルートで登ってみました。

前回は麓の東谷山フルーツパークから東谷山散策路を登っています。どのコースも名前のとおり登ると言うよりは散策というイメージかと思います。前回は4年前の2月でした。

今回のルートはこちらです。

JR中央線高蔵寺駅です。工事中ですね。

庄内川東谷橋からの東谷山です。

石に木が生えている! と思い、橋の上から撮ったものですが、拡大しますと、亀が甲羅干しをしています。それに石というわけではなく、表面はコンクリで固められていますが下は土のようです。

東谷橋南の信号を左に入ります。国道155号線です。この辺りでは春日井から瀬戸市に向かう道路ですが、155号全体は名古屋市の環状線状態になっているみたいです。

155号線沿いに「東谷山白鳥古墳」があります。

6世紀末から7世紀初めの円墳です。

この辺りは「志段味古墳群」と呼ばれており、「歴史の里 しだみ古墳群」によれば、66基が確認され33基が現存しているとのことです。

石室内には入れませんが、ライトアップできるように入口にスイッチがついています。

東谷橋南の信号から5分ほどで登山道(散策路)に入ります。表示板の向こうはラブホテルでした。

すぐに山間部に入るのかと思っていましたが、住宅街でした。かなりの戸数の住宅があり、予想していませんでしたので驚きました。

5分くらいで住宅街を抜け、その後はこんな感じの緩やかな登りが続きます。

やや広めの場所に突き当たり、どっちだ? と見渡しますと「尾張戸神社参道」の表示版がありました。

到着です。高蔵寺駅から50分くらいでした。

山頂には「尾張戸(おわりべ)神社」があります。これは拝殿、奥に本殿があるようですが入れません。「尾張国造尾張氏の本貫地、また熱田神宮の奥の院として古来より信仰を集めた(ウィキペディア)」そうです。

  

社殿の下が「尾張戸神社古墳」とあります。

右にあるのが名古屋市方面に向いた展望台です。

展望台から名古屋市方面、雲がなければ名古屋駅の高層ビル群も見えます。

社殿の右側にも展望台風のスペースがあり休憩場所になっています。今はテーブルと椅子が備え付けられていますが、4年前に来た時の写真を見ますと何もなかったようです。お昼です。

その休憩所から北東になりますから、高蔵寺のニュータウン、そして春日井三山あたりでしょうか。

これが本殿、写真が掲示してありました。

格子の隙間から撮ってみました。あの本殿が古墳の上に立っているということのようです。

帰りは「東谷山散策路」で、フルーツパーク方面に下ります。

「中社古墳」4世紀中頃の前方後円墳です。

何となくそうかなと思える前方後円墳のくぼみ部分です。右が前方、左が円墳です。

散策路は階段状に整備されていますが、そこそこ急な上に歩幅が合わず、かえってきついです。これを下りますとまた上りになります。

「南社古墳」4世紀中頃の円墳です。

散策路から出たところ、フルーツパークの入口です。山頂から30分くらいです。

振り返って「東谷山散策路」の入口です。

フルーツパークからの東谷山です。中央のくぼみ部分が多分階段でアップダウンがあったところでしょう。これだけ下りたのにまた登るの?という感じがします(笑)。

マルシェでスイカを買いました。リュックで背負って帰りました。5kgのスイカでした。重い!

高蔵寺駅到着です。出発から約3時間の行程でした。

今年は平年より3週間ほど早く梅雨入りしていますが、このところ良い天気が続いています。来週もそこそこ良さそうですので、梅雨の中休みどころか、まだ梅雨入りしていないのかも知れません。